Opeth Japan Tour 2009 同行記 Part3 -Tokyo show-


Part2からの続き。)

会場暗転後、オーディエンスから巻き起こる「Opeth! Opeth!」という大歓声と共に、彼らのショウではもはや定番となっているPopol Vuhの"Through Pain to Heaven"がオープニングSEとして流れ出し、管理人は早くも鳥肌。
「ショウが始まる直前、メンバー全員で握手してからステージに向かうんだ」という話は以前にも聞いていましたが、その通りの光景を目前にして、何だか物凄く感激してしまいました。

そのときの様子は動画にも収めてみたのですが、暗すぎて、何が何だかよくわからないんですよね。。。
彼らがまさにステージに出て行く瞬間は確認することができますので、未見の方は、こちらをどうぞ。



来日直前のイスラエル公演は"Heir Apparent"で始まっていましたが、今回はヨーロッパ・ツアー同様、"Windowpane"をオープニングに持ってきました。
巷の評判を見る限り、この曲がオープニングというのは意外、かつ素晴らしいという声が多数だったようなので、("Heir Apparent"で始まった)前回の来日公演とは趣向を変えた感じで、良かったのではないでしょうか。
ステージ袖で観させていただくことにした管理人も、Mikeの美しいギター・トーンに惚れ惚れしておりました(^^)

続いて、間髪空けずに"Ghost of Perdition"。
皆さんの投票で1位となったことから、Mikeがセットリスト入りを決めてくれた曲です。
メロウな”Windowpane”に打って変わって、オーディエンスが熱狂する感じがステージの方にも伝わってきて、思わず一緒に熱くなってしまいます。

続いて"The Lotus Eater"の前に、この日初めてのMCをするMikeの姿~皆さんが聴きたがっていたハミングを動画に収めましたので、どうぞ!



この曲は以前Mikeが(海外のインタヴューで)「新作からの曲をプレイしたとき、こんなにオーディエンスの反応が良かったことは、これまでにあまりないんだ」と語っていた通り、東京でも物凄い盛り上がりで、管理人も驚きました。
やはりステージにいると、オーディエンスの(曲による)反応の違いがこんなにも判ってしまうものなんですね。
オーディエンスが盛り上がれば、当然(さっきまでお疲れモードだった)メンバーにも火が点き始めたのがハッキリと判り、この曲は、ある意味、前半のハイライトだったのではないかと思います。

「同じアルバムで2回も来日できるのって珍しいんだってね。戻ってこれて良かったよ。来てくれてありがとう。でも、毎回東京に来るのはストレスなんだ。昨日着いたばかりで、すごく疲れててね。もちろんレコード屋には行ったけど」とか何とか、相変わらずのトボけたMCを挟んで、「Still Life」から"White Cluster"をプレイ。
この曲もヨーロッパ・ツアーでは毎日のようにプレイされていた曲ですが、元々「Still Life」の曲は複雑な展開を見せる曲が多いためノリづらいということと、選曲がちょっとマイナーだったせいか、オーディエンスの盛り上がりは、まあまあといったところ(^^;)

続く"Leper Affinity"は、なんと大胆なことに、客席から動画を撮ってしまった方がYouTubeにその模様をアップしていたので、こちらにも貼ってみることにします。



しかし、綺麗に撮れてますね~、、、管理人なんかよりも遥かに良いカメラ&動画を撮り慣れた感じなので、クオリティの低い動画をアップせざるを得ない管理人的には、何だか申し訳ない気持ちになってしまうほどです。。。

mike on stage

stage

setlist
(←)こちらの写真も、同じ方が撮影された写真です。この方のblogには(英語ですが)ライヴ・レポートも載っているので、是非チェックしてみてください。

続いてプレイされた"Harlequin Forest"は、コアなOpethファンが待ち望んでいた(もちろん管理人も数年越しでライヴで聴きたいと念じ続けてきた)曲のため、これまた毎日のようにヨーロッパ・ツアーでプレイされていた曲とは知っていても、感無量・・・!撮影はちょっとお休みして、完全にパフォーマンスに没頭させていただきました。
曲自体がもともと素晴らしいだけに、ライヴとなるとドラマティックさが一層際立ち、もはやこれは涙モノです。
ラスト、一糸乱れぬ変拍子リフの応酬に、管理人は完璧、恍惚モードになってしまい、ステージ袖にいることを忘れるほどでした。。。

「来年は結成20周年なんだ」と、過去を振り返るMCを挟んでプレイされたのは、「My Arms, Your Hearse」から"April Ethereal"。これもヨーロッパ・ツアーではよくプレイされていた曲ですが、最近のファンにはあまり馴染みがない曲だったのかもしれません、、、オーディエンスの盛り上がりは、そこそこ。。。

・・・と、なんともう「最後の曲だ」と言うではないですか、、、え、もう?!
この時点で約75分が経っていましたが、当然オーディエンスはブーイング。だって、まだ、たったの7曲ですもん、そりゃぁ物足りないですよね?!

「ムーディな曲」という紹介から始まったのは、「Watershed」から"Hex Omega"。これもライヴの方が圧倒的に迫力と魅力を増す曲のひとつです。
皆さん、同じように感じられたのではないかと思いますが、この曲におけるMikeのヴォーカル・パフォーマンスは特筆すべきポイントで、「グロウリングとクリーン・ヴォイスを巧みに使い分けるヴォーカリスト」から、「説得力のある歌をじっくりと聴かせる熟練のヴォーカリスト」に成長(変化?)を遂げたんだなぁ、、、と、管理人は感動することしきりでした。

ショウ全体を通じて感じたことですが、Perに加えてFredrikもコーラスに加わったことで、ヴォーカル・ハーモニーは厚みを増し、より「歌を聴かせる」ことに重点が置かれるようになりましたね。

アルバム・ヴァージョン以上にチャーチ・オルガンの音が余韻を残すアレンジの中、本編終了。

観衆から「Opeth!」コールが鳴り止まない中、メンバーは何故かステージ袖で大議論。
ショウを行っているうちに、すっかりエンジンに火が点いたようで、どうやらアンコールで何をプレイするか、意見を交わすのにも熱が入ってしまっている様子。
相変わらずスウェーデン語が理解できませんが、管理人も固唾を飲んで見守っているうちに、どうやら結論に達したようで、ステージに戻っていきます。
・・・ん?"Burden"という単語が聞こえたような。。。

果たして、、、と思っていると、プレイされたのは、やはり”Burden”!
セットリストには"Heir Apparent"と書かれているにも関わらずです!
何だか事情がよくわからないけれど、管理人含め、皆が聴きたがっていた曲のはずだし、かえって良かったのでは?!と思いながら、この美しすぎるバラードを満喫。

オーディエンスの反応が良かったことに安心したのか、「ステージに上がる前は本当に疲れてて、クソみたいな気分だったんだ。ステージに上がるのが怖かったぐらいさ。しょっちゅうミスするしね・・・。でも、今この時点では、永遠にプレイし続けたいぐらいだ、まじで。・・・ま、こういうのをお世辞って言うんだけどね」などと冗談を言ってみせるMike。

恒例のメンバー紹介では、「ロックンロールな動きっていうのがいろいろあるよね、トレードマークっていうのかな、Dioとか、ブルース・ディッキンソンとか・・・。それじゃ、その中のひとつってことで、Scorpionsのルドルフ・シェンカーのクイック・バック・ステップを今からFredrikが披露するよ」と無茶振り(^^;)
しっかり期待に応えてバック・ステップを披露したFredrikに、「なんかゲイみたいだよね」と一蹴。。。

Axeの紹介のときは「北欧の男性ユーレイ」と、日本語を使ってみたMikeでしたが、オーディエンスの反応は薄く、ほとんどの人が気づかずスルーしてしまったようでした(^^;)
Perの紹介のときは「2008年の『BURRN!』人気投票で彼は2位だったけど、俺は1位だぜ!」とか何とか。

Fredrikのギター・ソロ・タイムの後、Mikeが「ああ、グレイトだね」と何の感情も込めずに言った後は、「俺が書いた傑作」という紹介から、”Deliverance”がスタート。
こちらも皆さん大好きな曲だろうと思い、動画を撮ってみました!



管理人は、これまでにもう10回以上は観ているはずのこの曲ですが、毎回、エンディングに向かっていくにつれ、大興奮させられてしまいます。Mikeの言う通り、傑作ですね(^^)
特にこの曲のAxeのドラム・プレイは、是非とも間近で観てみたいと思っていたことから、動画でも、Axeの手元をかなり重点的に撮影しています。
本当に、見とれてしまうほど華麗な手さばき・足さばきだったので、ある意味、貴重な映像が撮れたのではないかと思います。

finale2約110分の素晴らしすぎるショウを終え、ステージ中央に集まるメンバー。
皆でお辞儀して、本当にこれで東京公演は終了です。

楽屋でビールを飲みながら休憩中のメンバーに、一斉に「どうだった?良かった?!」と聞かれたので、「もちろん!大感激で泣きそうになったよ!本当に素晴らしかった!素敵なショウをありがとう!」と涙目で応えました。

さらにAxeに「なんで"Burden"に変えたの?」と聞いてみると、「そんなの日常茶飯事だよ。いつも直前まで、何がプレイされるか誰にもわからないんだ」との答え。
・・・またしても、彼らの凄さを垣間見てしまったような気分です。

Part4に続く。)

finale


※Related posts:


Posted at: 2009/11/30(Mon) 03:05:15

7 comments »

  1. 同行記、楽しく読ませて頂きました(^^)
    ありがとうございます。

    東京公演、参加しましたが素晴らしいライブでしたね!
    感動しました。

    ところで今回の"Leper Affinity"、ギターソロ(と+α)のアレンジが違ってましたよね??
    今回のツアー(夏からの)では一貫してあんなアレンジだったんでしょうか?

  2. おおっと、まだ続くのですね!!! 楽しみです♪
    Axeのドラミング、間近にご覧になられてらしたとは…羨ましい限りです。
    でもきっと、私だったらカメラに収めているどころの騒ぎではないはずです…(昇天確実)
    他にも貴重な動画の数々、たくさんupしていただき、感謝・感激でございます(涙)!!!
    今回「音が良くなった」という評判は、私も何度か耳にしましたよ。
    まさかPoodlesの人がサウンドマンだなんて…皆さん、バンドだけでなく色んな仕事をされているんですね。
    MC対訳もありがとうございます。思い出し笑いでひとりニヤニヤしながら読んでしまいました(笑)
    な・・・なんと!!! あのとき、「Scandinavian ユーレイ male」って言ってたんですね…
    「ユーレイ」の部分が聴き取れず、すっかりSWE語だと思い込んでいました(汗)
    「何て言ったんだろう?? SWE語で『イケメン』的な意味かしら…」などと、のん気に考えていたら...orz
    今回も出ましたね~「困った時のFredrik」…(笑)いろんな意味でオイシイ位置でしたね。
    B!誌から本番前にトロフィーを授与されていたのですね。それであんなにアピールを…(笑)
    Perも今年はきっと一位になることでしょう…ベスト・ドラマーはもちろんAxeですね!!!
    もし「MC・オブ・ジ・イヤー」部門があれば、迷わずMikeに一票投じるのですがね~。
    Fredrikには「ベスト・いじられニスト・オブ・ジ・イヤー」、
    Mendezには「メンデス・オブ・ジ・イヤー(常に「Mendez」であり続けることを称える賞)」を捧げたいところです。
    ♪Burden、個人的にはもっと地鳴りがするほど(笑)盛り上がっても良かったのに…という感想です。
    でも、EC始まる直前に決めてくれたのなら、この日は聴けてとてもラッキーでしたね!!!
    ではでは、大阪編も楽しみにしております!!!

  3. あ、何か↑fukkeyさまに言いたい事言われちゃった、というカンジです(爆)。

    いや、それにしても…
    "Hex~"のトコで

    ≫、「グロウリングとクリーン・ヴォイスを巧みに使い分けるヴォーカリスト」から、「説得力のある歌をじっくりと聴かせる熟練のヴォーカリスト」に成長(変化?)を遂げた…

    と、おっしゃってますが、まさしく私もそう思いました!
    以前、どこかの公演で演った"Hope Leaves"の動画をアチラで貼ってらしたじゃないですか?
    あれを見た時も似たようなことを思ったんですけど、ナマで聴いた時の「自分の中に言葉とか感情が入ってくる感」が動画とでは全く違ったので…("Burden"の時もそう思いました)
    ホントに感動でした、ハイ。

    では!大阪編、楽しみにしております~♪
    (※というか、もう来日から2週間も経ってることにビックリな私です)

  4. こんにちは。同行記楽しく読ませていただきました。
    東京でもアンコールに「Burden」をプレイしたのですか?。
    こちら(大阪)でオンエアされているラジオ番組で伊藤政則氏が「東京ではHeir apparentを
    プレイしていた」とおっしゃられていたので、「???」です。それはともかく、大阪では「Heir
    ~」はプレイされず、ちょっと残念でした。まあでも、なかなか聴き応えのある良いライブでしたね。
    PART4は大阪編ですか?。楽しみにしてます。

  5. >atomyyさん
    おおっと、かなりマニアックな質問きましたね!

    Fredrikが加入したことで以前とアレンジが変わったんだと思いますが、さすがに6月のフィンランドで観たときも同じアレンジだったかどうかはよく覚えていません・・・(汗)

    YouTubeで検索すれば過去のオーディエンス撮影動画もけっこう見つかりますので、ぜひ調べてみてください(^^;)
    お役に立てず、申し訳ありません< (_ _)>


    >fukkeyさん
    何だか毎週の連載モノみたいになってしまい、恐縮です。。。

    いやいや、私もついつい見とれてしまって、動画や写真を撮り忘れたりしていたのですが(^^;)、楽しんでいただけたようで何よりです。

    サウンドマンのPontusに関しては、本人から教えてもらうまで、そんな経歴の方だとは全然存じ上げず、失礼しました、、、といった感じでした(汗)

    そうそう、"Scandinavian male ユーレイ"って言ってましたよ。
    Mikeは日本のホラー映画もけっこう観てるみたいで、「Ghostは日本語でユーレイって言うんだろ?」と言ってたので、私も気づいたんですよ。

    Fredrikは普段、あんなイジられキャラではないので(バンドの中では年長組だし、行動もワイルドだし)、何だか変な感じがします。。。

    Per、今度は1位になれるといいんですけどね。。。

  6. >メタリカーナビッチさん
    いつもコメントありがとうございます!

    "Hex~"のヴォーカル、本っっっ当に、素晴らしかったですよね!
    動画で観たときもすでに、かなり感激していたのですが、やはりライヴとなると、さらに鳥肌というか何というか、感極まるものがありました、実際。

    もう円熟の域に達してしまった感じですね。これからどこへ向かっていくのでしょう。。。

    ああ、もう2週間も経ってしまっているのに、いまだにレポートが完結していなくて、本当に申し訳ないです。。。
    あともう1回でおそらく終わるはずですので、今週末あたりにはアップできるのではないかと。。。


    >ロロさん
    そうです、東京でもアンコールは"Burden"でした。
    政則氏、東京公演を観に来ていたはずですが、おかしいですねぇ?
    アンコール前に帰られてしまったのかもしれないですね。

    大阪では"Burden"でもなく、"Heir Apparent"でもなく、他の曲をプレイする予定だったんですが、、、というのはPart4で書きますね。
    もうしばらくお待ちくださいませ!

  7. Part2,3と楽しく読ませて頂きました!

    Burdenの演奏にはそんな経緯があったんですね~。
    B!の来日こぼればなしの拡大版を読んでいるようで楽しいです♪

    Part4も期待してまーす。

Leave a comment