“Evolution XX: An Opeth Anthology” Tour Report Part 3 -Paris show 2nd set-

Part 2 からの続き。)

21:00ごろ
10分間の休憩と言いつつ、結局20分ぐらい時間が経っただろうか。
再び場内が暗転し、今度こそPopol Vuhの"Through Pain To Heaven"が流れてきて、「おー、やっぱりこれがないとOpethのショウって感じがしないよな!」と嬉しくなる。

paris4paris5(←)休憩時間中にバックスクリーンに映し出されていたIntermissionの文字と、(↑)第二部スタート時にスクリーンに映し出された今回のツアータイトル。

第二部のセットリストは、極力、事前に情報を得ないように気をつけていたのだが(←楽しみが半減してしまいそうだったので)、Twitterでストックホルムのショウに行ってきた人がツイートしていたのを偶然見てしまい(!)、何がプレイされるのか、数曲は判ってしまっている状態で1曲目がスタート。
それでもまさか"Forest of October"から始まるとは予想していなかったので、思わず「おお!」と声に出してしまう。
管理人も初めてライヴで聴く、1stアルバムの曲。
「The Roundhouse Tapes」の"Under the Weeping Moon"を聴いたときにも感じたことだが、今の彼らがプレイすると、昔の曲も(荒削りなアルバム・ヴァージョンよりも)いっそう輝きと魅力を増しているように感じられる。
・・・この曲、こんなにカッコよかったっけ・・・?



ブラック・メタルを彷彿とさせる邪悪なギター・リフと、Mikeの地を轟かすような鬼気迫るグロウリングに、思わず全身鳥肌。
Axeのパワフルで正確なドラミングは、曲の魅力を際立たせており、ラストのマーチング・バンド風のリズムを刻む部分では、管理人、思わず満面の笑み。
ああ、今のメンバー編成だからこそ、この素晴らしいライヴ・ヴァージョンが可能になったのだなぁ。。。

・・・と、ここでようやく本日初めてのMike(らしい)MC!待ってました!(^^)



いきなりHappy Birthdayを歌い出すパリのオーディエンス、ナイスです。そして「なんかバンドじゃなくて、自分が20歳みたいだなぁ」というトボけたコメントで返すMikeも更にナイスです(^^)

今日は時系列順に各アルバムから1曲ずつプレイする旨を説明し、2ndアルバム「Morningrise」からMikeが紹介したのは"Advent"!これは管理人もノーチェックだったので、思わず狂喜乱舞!いやぁ、レアです、レア過ぎます、この選曲・・・!

続く3rdアルバム「My Arms, Your Hearse」からは何がプレイされるのだろうとドキドキしていると、Mikeが当時の出来事を振り返り、このアルバムから加入したメンバーということで、Mendezを紹介。
そしてプレイされたのは、昨年のツアーでもよく演奏されていた"April Ethereal"。
・・・まあ、さすがにレアな曲ばっかりという訳にはいかないか・・・と思いつつ、今の時期にぴったりなタイトルを持つこの曲を楽しむ。



続いて4thアルバム「Still Life」。
第二部では、1曲終わって次の曲に移るタイミングで、各アルバムのアートワークがバックスクリーンに映し出されるようになっており、ここではアルバムの元となるストーリーのヒロインであり、Mikeの長女の名前ともなったMelindaの姿が浮かび上がる。
Mikeはアルバムごとに当時の思い出を振り返りながら、面白おかしく曲紹介のMCを挟んでいくのだが、ここではどのようにして「Still Life」の曲を書いたかを説明した後、「かなり複雑な曲」というコメントから"The Moor"がスタート!
これまた管理人が長年ライヴで聴きたいと待ち望んでいた曲!我を忘れて熱狂してしまう。
・・・あああ、もう、最高!素晴らしすぎるセットリストです・・・!!



「この後リリースされたのはBlackwater Parkだけど、さっき全部プレイしたから次に行くよ」とMikeがMCすると、なぜかブーイングで応えるパリのオーディエンス(^^;) 「さっきプレイしただろ~?」と苦笑しながら、このアルバムのリリース後にヨーロッパ・ツアーを行い、初めてパリでプレイしたときの思い出を語るMike。
「俺達ははじめから強い恋愛関係にあったよね」と、パリのオーディエンスを褒めるMikeを見ていると、日本人としては嫉妬を覚えずにはいられない。やっぱりOpethはヨーロッパを活動拠点にしているバンドだからなぁ、、、と羨ましくなる。

「じゃあ、Deliveranceに飛ぶからね」と言って、"Wreath"を紹介。Mikeいわく、「ある人には騒音にしか聞こえないけど、俺らの音楽を愛してくれる人にとってはセックスみたいな曲」だそう(^^;)
この曲は昨年のProgressive Nationから、Axeのブラスト・ビートをフィーチュアしたアレンジでプレイされるようになっており、ただでさえ殺傷力が高いのに、更にその破壊力が増してしまった感じさえ受ける。

続いて「Damnation」からは、Mikeが個人的に気に入っているという"Hope Leaves"がプレイされ、場内の空気は一気にロマンティックというかメランコリックというか、とにかくそんな雰囲気に。皆、この美しい曲に惚れ惚れして聴き入っているように見える。
この曲も2008年のUSツアーから、ラストにFredrikのインプロヴィゼーションを交えたギター・ソロがフィーチュアされるようになっており、その狂おしいまでの切なさに拍車をかける。

・・・ああ、あっという間にここまで来てしまった、、、そう、次は「Ghost Reveries」。
このアルバムからメンバーとして加入したPerが紹介され、「ここ最近プレイし始めた曲」というMikeのコメントから"Harlequin Forest"がスタートする。
昨年の来日公演の想い出が蘇ると同時に、間もなくこのショウも終わってしまう・・・という寂しさから、何だか泣きそうな気分に。

paris6相変わらずパーフェクトな演奏を終えた後、バックスクリーンに映し出される「Watershed」のアートワーク。
残るメンバー、すなわちAxeとFredrikが紹介され、何がプレイされるのかとドキドキしていると、Mikeが聴き慣れたハミングをスタート。
なんと"The Lotus Eater"でエンディングを迎えるとは!これは意外な選曲。
でも、確かに「Watershed」の中では一番人気がある曲だし、これからのOpethというバンドの方向性を示すキーとなるような位置付けの曲なのかもしれない。

paris71オーディエンスの大歓声とともにショウは終了。まさに大成功!といった感じだ。メンバーも皆、やりきった感が表情に出ている。

本当に、このショウに参加できて良かった。ありがとう、Opeth。
このバンドを愛して良かったと、きっと会場にいる誰しもが思ったに違いない。

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終演から1,2時間後、ツアーバス付近で待っていたパリのファン達とミーグリ状態となっているメンバー全員と改めて話すことができたのですが、Mikeは明後日のDVDシューティングに向けて既にナーヴァス気味で、アルコールを摂取することもなく、早々に休息モードに入っていきました。

paris8Fredrikとは新曲”Throat of Winter”のこと、Talisman時代のことなど、PerとはSpiritual Beggarsの近況など、いろいろ話せたのですが、それについてはまたの機会にということで。。。

翌日オランダで開催されるフェスティヴァルに出演することになっていた彼らは、深夜にツアーバスでパリを出発し、次の目的地へと向かって行ったのでした。。。

(Part 4 ロンドン編 に続く・・・)


Posted at: 2010/04/19(Mon) 00:01:58

4 comments »

  1. とても詳細なライヴレポ、すごいです。
    私はNY公演を見に行くことができました。
    あの時の感動がよみがえるようで、とてもナイスです。
    素晴らしいライヴでしたね。ペルのヒゲだけは納得いかないですが。
    続きも楽しみにしてます!

  2. ぎゃあああ、"The Moor"きましたか!!
    そりゃあ鳥肌モンですねぇ。。。
    想像しただけでゲロっちゃいそうです(こら)!

    ロンドン編も楽しみにしております~♪

  3. いや~、いいですね。
    羨ましい限りです。
    セットリストも充実してますね。
    DVD収録されてたのですね。これまた楽しみです♪

    素敵なライブレポありがとうございます。
    ちょっとパリに行ったような気分になりました。
    ロンドン編も期待しています~。

  4. >Satoshiさん
    NY公演観に行かれたのですか!
    Blogの方も読ませていただきましたよ!
    やー、ホント今回のライヴが観れた人は幸せだと思いますよ~。
    Perはもう、かれこれ2年近く、あのヒゲですよ(^^;)
    私はもうすっかり見慣れました。
    頑張って続き書きます・・・!


    >メタリカーナビッチさん
    こちらもコメントいただき、ありがとうございます!
    そうなんです、"The Moor"、ホント素晴らしかったんです。
    いや、まじで吐きそうなぐらい(?)良かったですよ!
    あ、ハイ、ロンドン編、がんばります。。。


    >masaruさん
    やー、今回のライヴは無理してでも海外遠征すべきだったと思いますよ、本当に。
    いまだに余韻から抜け出せないぐらい素晴らしいライヴでした。特にロンドン。
    詳細はこれから書きますが、行ったような気分になったとのこと、嬉しい褒め言葉、ありがとうございます!(^^)

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